中小企業診断士への挑戦

2018年 中小企業診断士試験の一次試験合格、二次試験不合格となった人が、2019年合格に向け挑戦する日々を記録するブログ。

2018年度の振り返り 〜二次試験編

こんにちは、tateです。


今回は、2018年度の二次試験勉強経験について、ご紹介します。


(前回の続き)

過去問にとりあえず着手。80分で、一文字も書けませんでした。


これはやばい。とんでもない試験だ。


なおさら、二次試験に挑戦する気力が失せました。しかし、折角機会を得たのだからと妻に促され、予備校の説明会に出てみました。そこには、仕事に熱く打ち込む人や、経営を深く理解する人々がいました。そんな人たちの刺激を受け、私自身もチャレンジしたいと考える様になりました。

また、二次試験説明を通じて、二次試験はペーパーコンサルティングである事を知りました。更にとある本によって、コンサルティングが組織を変える力を有するものであることも知りました。


これこそが、私の求めているものではないだろうか?知識は得るだけでなく、使えなきゃ意味ないだろうし…。よし、75日間、本気で勉強してみよう。


こう思い、勉強開始しました。

ここからは、実際につけていた一行日記を転記します。


8/6

受かった。素直に嬉しい。


8/7

過去問H20。80分で一文字も書けなかった。とんでもない試験だこれ。


8/26

予備校のフレームワーク集を覚えた。過去問本格的にスタートする。事例Ⅳやばい。


8/27

フレームワーク思考意識しすぎ。解答が与件から離れる。素直に抽出できていない。


8/29

設問分析まではOK。段落と設問の対応付けができていなかった。


8/30

ⅠによくあるSW問題は、最後に解くのがいい。与件から見える問題はメモ!


8/31

Ⅲの特徴。受注→設計→調達→作業→納品→ASとQCDの観点注意。


9/1

要件抽出のポイントが合ってきた。書き方を改善しよう。


9/2

Ⅱ H26, 25解いた。抽出できているがロジック弱い。Ⅳは計算ミス多い。


9/3

CF計算ミス多い。正答率低い…でもムリじゃない!練習!CF、CVP、経営分析→NPVでマスター!


9/4

朝はⅣ、夜はⅡ。知識や考え方は間違ってないはず。


9/5

Ⅱボロボロだった。バッチ処理式にしただけで、全く書けなかった。知識や方法論に囚われすぎてるのか。


9/6

与件からの乖離がまた発生。焦りから来てる?迷って無理矢理、一次知識をねじ込む癖がある。


9/7

設問把握がうまくできていなかった。

予備校で仲いい人ができた。


9/8

設問分析の際、現状分析のポイントは何かをハッキリさせる!


9/9

タイムマネジメント!5-10-20-45!


9/10

重要なことに気付いた。Ⅰは与件から類推する事が重要、与件から引っ張ろうとすると、書けなくなる。Ⅱはノイズが多い。Ⅲは素直。


9/11

Ⅰは柔軟思考。与件をヒントに、一次知識で膨らます。


9/12

対応付け、骨子はメモ程度。これでやっと、解答埋められる様になってきた。


9/13

Ⅰの最後は一次知識問題!多面的に!…一つの要素に絞って大損した。


9/14

今日で社内研修終了。まぁ勉強できた。Ⅰの最後はとにかく知識と多面性。


9/15

Ⅳ NPVボロボロ…何とかしなきゃ。


9/16

予備校でのディスカッションが、漸くできるようになってきた。


9/18

Ⅲは素直さが大事!Ⅰと対照的!忘れるなー


9/19

Ⅲは素直。感がやっと戻った。自分にとって7割狙うべき科目だ。システム思考と拡散思考の切り替えを上手くやろう。


9/20

Ⅲはやはり得意みたいだ。むしろ、ⅠがⅢに引き摺られる傾向ある。


9/21

Ⅳは不安。縦解きのみで、過去問をやっていない。大丈夫か?


9/22

過去問2つ、ディスカッション1つ。H26、22、25。ロジック力がついてきていると思う。


9/23

今日から過去問周回スタート。初見問題、不揃い基準でⅠ 61点、Ⅱ 62点、Ⅳ 53点。


9/26

出張であまり勉強できず。


9/27

有給使って勉強。マーケ戦略は?と来れば、誰に何をどの様に!


9/28

あんまり集中できなかった。


9/29

Ⅰ〜Ⅲは、設問3〜5で強みを意識。Ⅲはとにかく説明丁寧に、効果も添えて。


9/30

Ⅳは無理しない。皆が解けるところを確実に解く。


10/1

機首売却資産の節税効果は期末!


10/2

H29 Ⅰ 答え覚えてて、演習あんまりためになってなかった気がする。


10/3

与件要素はなるべく全て使う。全てが得点源。


10/4

急がば回れ。ゆっくり、丁寧に。与件に、設問制約に忠実に!


10/5

CVP。設備投資後の減価償却費(FC)増加を忘れないで!


10/6

Ⅲ 集中切れていたが、得点要素となるキーワードは抜き出せていた。


10/7

Ⅱ その行動によって、何を訴求するのか?

順序立てて考え、1つ1つ丁寧に、飛ばさず書く。


10/8

効果を書く!

FCF=営業利益×(1-税率)+減価償却費


10/9

予想PLでまるまる固定費を足し忘れるミス。時間をかけてゆっくり解かなきゃミスる…


10/10

Ⅰ H25 第一問、Ⅰであるにも関わらず顧客関係性強化…Ⅱに引きずられた。


10/11

Ⅰの第4〜5問は特に、Ⅱに行きやすい。要注意!


10/12

意識したせいか、事例ⅠがⅡに引っ張られなくなってきた。


10/13

Ⅲで事故発生。Ⅲは単純に、現状分析→課題設定→解決策。過去問の解に引っ張られない!


10/14

H17 解いた。模範解答ないのでわからないけれど、事例間違い無く解けた。


10/16

Ⅳ NPV 初期投資間違ってた。


10/17

Ⅳ デリバティブ…為替予約とオプションのおさらい。


10/19

Ⅳ期待値がダメだった…



総学習時間 372時間 75日間

4.96時間/日


 勉強内容はⅠ〜Ⅲが主であり、Ⅳは毎日30分程度問題を解くのみ。深い理解はできていなかったのですが、予備校の「経営分析、CVP、CF計算だけできればまず合格点逹する」を信じ、それだけに時間を費やしました。

 二次試験終了後、事例Ⅳがボロボロだったことは自覚していたのですが、それでも基礎的なところは埋められていたので、足切になることはないだろうと感じていました。


 が、結果は不合格。Ⅰ〜Ⅲで得点できていない可能性がありますが、まだ得点開示されていない今言える事は、事例Ⅳが出来ていなかったということ。


 よって、今後は事例Ⅳに特化した勉強を開始します(ただし、事例Ⅰ〜Ⅲの1日1事例は継続します)。

 

 得点開示がまだなので、結果が出次第、アップします。

2018年度の振り返り 〜一次試験勉強編

こんにちは、tateです。


今回は、私の(めちゃくちゃな)一次試験の挑戦記録をご紹介します。


前回のブログの通り、私は中小企業診断士になるのでは無く、その勉強で得られる知識を目的に、学習を開始しました。


利用したのは通信講座。通勤時間にできちゃうあれです。


学習自体は2017年10月に開始したのですが、学習といっても、ソファに寝転がり、スマホでテキストをひたすら読んでいました。飽きたらYouTubeでも見て、その後再開しよう…と思いつつ結局やらない。酷い状態でした。


通信講座のサイトに自動で勉強時間は記録されるので、それを確認したところ248時間42分52秒。試験前にTAC過去問を紙で解いていたのでそれを足すと、おそらく280時間程度が、一次試験勉強に充てた時間です。28時間/月、54分/日ペースの何ともふざけた勉強時間でした。

しかも、作ったノートはゼロ。机に向かった時間は、TAC過去問を解いていた30時間程度です。


こんな状態で挑んだ一次試験の結果は下記の通りです。


経済学・経済政策 68

財務・会計 56

企業経営理論 63

運営管理 71

経営法務 56

経営情報システム 64

中小企業経営・中小企業政策 69

447


何とか受かりました。受かると思っていなかったので、二次試験の対策を何もしていませんでした。


そもそも、二次試験を受けるかどうかも決めていませんでした。


とりあえず、二次試験がどんなものなのか見てみよう。そう思い、二次試験の過去問を一つ、解いてみました。


…ところが…

2018年度の振り返り 〜中小企業診断士試験勉強開始のキッカケ

こんにちは、tateです。


今日からブログをコツコツ更新、モチベーション維持につなげていきたいと思います。


私がなぜ中小企業診断士を目指したのかは、プロフィールの自己紹介欄に書きましたが、今回は何故、中小企業診断士試験勉強を始めたのか、書きたいと思います。


私が新卒で入社した会社は、良くも悪くも古い体質の会社でした。


良い点は、業務報告書を細かく丁寧に残す文化でした。

あらゆる日常の出来事を業務報告書として言語化、そこには必ず事象の説明とそれに対する今後の対応を明記し、上司に報告する。そして誰の承認によってその対応がなされたのかが記録に残る。

意思決定に時間はかかれど会社として統率のとれた行動を各社員ができる、どんな事象が起きても会社に蓄積された業務報告書を読む事で迅速な対応が図れる、PDCAを回し改善を図れるといった、素晴らしいマネジメントシステムがありました。


ただ一方で、組織・人的資源管理においては、非常に俗人的・不明瞭でした。人事評価は一切開示されず、説明もなく、またプロセスも不明。異動希望も実質効果無く、モチベーションの低い社員が多く存在しました。後ろ向きな理由で辞めていく先輩・後輩も多く、私は「組織として、何かがうまくいっていない。でも、それはなんなのだろう…上手く言葉にできない」と考えていました。


入社二年後、本社に異動となり、全拠点の売上を管理する仕事を行いました。そこでは、本社と各拠点の心理的距離が遠く、また案件によっては「これは本社意思決定によるものだ」「拠点が勝手にやった」と争う場面も多々あり、やはり「組織として何かを変えなくてはならないはずなんだけれど、何をどう変えればいいんだろう」と考えていました。


また私自身、いつか海外に関わる仕事をしたいと考え希望も出していましたが、いつ関わる事ができるのか、全く分かりませんでした。キャリアデベロップメントプランが全く描けていない事に危機感を募らせていた所、たまたま海外営業の募集をかけていた同業種企業があった為、転職しました。


転職先でも、本社で勤めることとなりました。前職では、会社がとある大企業のグループであった為、あまり大きな決断をする事が無く、経営の知識を問われる場面は、少なくとも若手に関して言えば、ありませんでした。しかし、転職先の会社はグループ親企業であった為、「この事業をどうしたいのか」という大きな判断を直属の上司が迫られ、その意思決定を補助するデータ・資料をまとめる仕事が非常に多く、また私自身が経営に関する知識を必要とされる機会も増えました。


経営に関する知識が皆無であった私は、その知識を身につけるべきだと考えたのですが、一体何を勉強すれば良いのか分かりません。呆れた上司は私に「人事屋の書いた経理の本」を渡すのですが、そもそも経営を知らない私がこれを必死に読んだところで、門前の小僧習わぬ経を読むのと同じだと思いました。


経営に関する知識を広く体系的に学ぶ為にできることは何か?


まず挙がったのはMBA。英語も無駄にそこそこ勉強していたので、これは選択肢として考えられました。…が、費用と時間が重すぎました。結婚したての私が、家におらず収入もゼロ…どころか余計にかかる事は現実的ではないと思いました。


調べていく内に、聞いたことのない国家資格に行き着きました。中小企業診断士。


通信講座の説明を読むと、7科目を勉強し経営に関する知識を広く得られるとある。通信講座なので、時間はコントロールできるし、費用もそこまでかからない。


しかも、科目の内容を見ると、現職で必要とされている知識のみならず、前職でどうにもできなかった事に対する答えを企業経営理論の組織論、人的資源管理で学べそうだ。


そう思い、迷わず通信講座を購入。


こうして私は、中小企業診断士試験勉強を開始しました。