中小企業診断士への挑戦

2018年 中小企業診断士試験の一次試験合格、二次試験不合格となった人が、2019年合格に向け挑戦する日々を記録するブログ。

2018年度の振り返り 〜中小企業診断士試験勉強開始のキッカケ

こんにちは、tateです。


今日からブログをコツコツ更新、モチベーション維持につなげていきたいと思います。


私がなぜ中小企業診断士を目指したのかは、プロフィールの自己紹介欄に書きましたが、今回は何故、中小企業診断士試験勉強を始めたのか、書きたいと思います。


私が新卒で入社した会社は、良くも悪くも古い体質の会社でした。


良い点は、業務報告書を細かく丁寧に残す文化でした。

あらゆる日常の出来事を業務報告書として言語化、そこには必ず事象の説明とそれに対する今後の対応を明記し、上司に報告する。そして誰の承認によってその対応がなされたのかが記録に残る。

意思決定に時間はかかれど会社として統率のとれた行動を各社員ができる、どんな事象が起きても会社に蓄積された業務報告書を読む事で迅速な対応が図れる、PDCAを回し改善を図れるといった、素晴らしいマネジメントシステムがありました。


ただ一方で、組織・人的資源管理においては、非常に俗人的・不明瞭でした。人事評価は一切開示されず、説明もなく、またプロセスも不明。異動希望も実質効果無く、モチベーションの低い社員が多く存在しました。後ろ向きな理由で辞めていく先輩・後輩も多く、私は「組織として、何かがうまくいっていない。でも、それはなんなのだろう…上手く言葉にできない」と考えていました。


入社二年後、本社に異動となり、全拠点の売上を管理する仕事を行いました。そこでは、本社と各拠点の心理的距離が遠く、また案件によっては「これは本社意思決定によるものだ」「拠点が勝手にやった」と争う場面も多々あり、やはり「組織として何かを変えなくてはならないはずなんだけれど、何をどう変えればいいんだろう」と考えていました。


また私自身、いつか海外に関わる仕事をしたいと考え希望も出していましたが、いつ関わる事ができるのか、全く分かりませんでした。キャリアデベロップメントプランが全く描けていない事に危機感を募らせていた所、たまたま海外営業の募集をかけていた同業種企業があった為、転職しました。


転職先でも、本社で勤めることとなりました。前職では、会社がとある大企業のグループであった為、あまり大きな決断をする事が無く、経営の知識を問われる場面は、少なくとも若手に関して言えば、ありませんでした。しかし、転職先の会社はグループ親企業であった為、「この事業をどうしたいのか」という大きな判断を直属の上司が迫られ、その意思決定を補助するデータ・資料をまとめる仕事が非常に多く、また私自身が経営に関する知識を必要とされる機会も増えました。


経営に関する知識が皆無であった私は、その知識を身につけるべきだと考えたのですが、一体何を勉強すれば良いのか分かりません。呆れた上司は私に「人事屋の書いた経理の本」を渡すのですが、そもそも経営を知らない私がこれを必死に読んだところで、門前の小僧習わぬ経を読むのと同じだと思いました。


経営に関する知識を広く体系的に学ぶ為にできることは何か?


まず挙がったのはMBA。英語も無駄にそこそこ勉強していたので、これは選択肢として考えられました。…が、費用と時間が重すぎました。結婚したての私が、家におらず収入もゼロ…どころか余計にかかる事は現実的ではないと思いました。


調べていく内に、聞いたことのない国家資格に行き着きました。中小企業診断士。


通信講座の説明を読むと、7科目を勉強し経営に関する知識を広く得られるとある。通信講座なので、時間はコントロールできるし、費用もそこまでかからない。


しかも、科目の内容を見ると、現職で必要とされている知識のみならず、前職でどうにもできなかった事に対する答えを企業経営理論の組織論、人的資源管理で学べそうだ。


そう思い、迷わず通信講座を購入。


こうして私は、中小企業診断士試験勉強を開始しました。

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